2006年 06月 23日
東海道中膝砕毛 3日目(戸塚宿~二宮駅)
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昨日は終日仕事をしたために蓄積していた肉体疲労は解消したようで、朝から元気モリモリ!である。 6時過ぎの目黒線に飛び乗り、武蔵小杉、横浜を経由し戸塚駅を7時1分にスタート。今日の天気予報では天気は晴れ、最高気温は30度を越えるという。ならば、朝の涼しい時間帯に飛ばして、午後になってからはゆったりとしたペースで行くことにした。今日はここから藤沢宿、平塚宿を経て大磯宿までの24.4キロメートルを目標にした。 戸塚宿から少し歩くと「権太坂」顔負けのだらだらした登り坂。出鼻を挫かれた感じもするが、国道1号の上りと下りの境界線には並木が続く。耳をつんざく車の騒音や息苦しくなるほどの排気ガスには辟易するものの、この並木道があるおかげで救われる。 藤沢宿には9時10分に到着。歩数は12956歩。この間の距離7.8キロメートルから計算するとボクの歩幅は60センチ強。以前に計測したときに比べると10センチも短くなっている。加齢による「短足化」?
ボクは宿場に着くとそこの本陣(大名や公家などの宿泊施設)をカメラに収めた時点で1宿場ポイントを記録することにしているのだが、どこを探しても本陣跡は見つからない。そこで藤沢宿では源義経の首を洗ったと言い伝えられている井戸をその地点とした。
源義経は奥州平泉の衣川の館で兄頼朝の軍勢に攻められ、館に火を放ち焼身自殺を遂げたと伝えられている。この地に伝えられている伝説によると、義経の首は鎌倉に運ばれ兄頼朝の首実験の後、鎌倉のどこかに埋葬されていたのを誰かが持ち出し、この井戸で洗われたという。そんなことが鎌倉方の勢力の及ぶこの藤沢の地で果たして可能だったのか?文覚ならやりかねないが・・・。
久しぶりに見つけたここの公園で10分ほど休憩し、次なる平塚宿を目指す。距離は13.7Km。膝砕毛始まって以来の長距離だ。 茅ヶ崎の駅を通過したところで「本日のランチ(ハンバーグ・メンチカツ) 588円」という看板を目にした途端、矢も盾もたまらず肉が食べたくなり、ビックリドンキーに飛び込む。歩きすぎるとどういうわけか植物性の食物ではなく動物性の食べ物が欲しくなるのだ。
メンチカツはどってことのない味だが、ハンバーグはココのウリだけあって頭を鈍器で殴られたときのような衝撃の旨さ。これぞまさしく「吃驚鈍器」だ。ザブトン、ちょーだい!(笑)
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」:http://www.bikkuri-donkey.com/
肉が本当に体にスタミナをもたらしてくれたのか、それとも肉を食べると元気になるという自己暗示のせいか確かめるべくもないが、足取りは軽快そのもの。(まるでアチスを吸ったときのように体重を感じない。<注>アチスとはハッシッシのことで、学生時代にコルドバで一度だけ吸引経験アリ) びっくりドンキーから平塚宿までの3キロ半をスタコラと競歩をするかのように歩く。いつもこうだといいんだが・・・。 「平塚宿の江戸見附」跡。東京には赤坂見附、四谷見附という地名があるが、この「見附」の意味をここで初めて知った。見附とは城下に入る門のことを指すそうで、ここには門番を置き城下に入る者をチェックしていたという。宿にも同様の機能があり、東西2ヶ所の見附を配置していた。そのうち東側を「江戸見附」、西側を「上方見附」と呼んだそうだ。 平塚宿着12時56分。本陣跡をカメラに収め、すぐさま次の大磯宿に向かう。大磯宿まではたったの2.9キロメートルしかない。 「大磯化粧(けわい)坂」。この地名はこの近くに遊郭があったことから名づけられたそうだ。気温はかなり高いと思われるが、海方向から吹き寄せる風が心地よく、坂の途中のベンチに座りひと休みしながら中島みゆきの「化粧」を口ずさむ。けしょうなんて、どーでもいいこだとおもってきたけれどー♪・・・歌っている間、「けばい」という言葉はもしかして「けわい」に由来するのではないかなどと考えつき、替え歌を歌ってみる。けばいなんて、どーでもいいことだとおもってきたけれど~♪すると心の底から笑いが込み上げてくる。かなり疲れているようだ・・・。 東海道五十三次の8番目の宿場である大磯宿には13時36分に着いた。4.35キロメートル/時は過去最高スピードである。
体力がまだもちそうなので次の小田原宿までは無理としても、東海道線の次の駅である「二宮」まで5キロメートルの道を歩くことにした。 江戸時代の旅人も見たであろう並木道を爽快な気分で歩きぬけ、 寄り道をして西湘バイパスからの太平洋を眺めたりしていたら、 あっという間に東海道線二宮駅についてしまった。ときに15時5分。まだまだ歩けたが後々のことも考え今日はここで切り上げることにした。次回は小田原を経ていよいよ箱根越えだ。
★費用
交通費 2090円(目黒~戸塚、二宮~目黒)
飲食代 1425円(ビックリドンキー、鮭おにぎり、飲料4本)
小計 3515円
累計 6971円
★日本橋から二宮までの距離 70.4キロメートル(京都三条大橋までは492.1キロメートル)
★累計歩数 125782歩
★累計消費カロリー 3144Kcal(ご飯14杯分)
ボクは宿場に着くとそこの本陣(大名や公家などの宿泊施設)をカメラに収めた時点で1宿場ポイントを記録することにしているのだが、どこを探しても本陣跡は見つからない。そこで藤沢宿では源義経の首を洗ったと言い伝えられている井戸をその地点とした。
源義経は奥州平泉の衣川の館で兄頼朝の軍勢に攻められ、館に火を放ち焼身自殺を遂げたと伝えられている。この地に伝えられている伝説によると、義経の首は鎌倉に運ばれ兄頼朝の首実験の後、鎌倉のどこかに埋葬されていたのを誰かが持ち出し、この井戸で洗われたという。そんなことが鎌倉方の勢力の及ぶこの藤沢の地で果たして可能だったのか?文覚ならやりかねないが・・・。
久しぶりに見つけたここの公園で10分ほど休憩し、次なる平塚宿を目指す。距離は13.7Km。膝砕毛始まって以来の長距離だ。
メンチカツはどってことのない味だが、ハンバーグはココのウリだけあって頭を鈍器で殴られたときのような衝撃の旨さ。これぞまさしく「吃驚鈍器」だ。ザブトン、ちょーだい!(笑)
肉が本当に体にスタミナをもたらしてくれたのか、それとも肉を食べると元気になるという自己暗示のせいか確かめるべくもないが、足取りは軽快そのもの。(まるでアチスを吸ったときのように体重を感じない。<注>アチスとはハッシッシのことで、学生時代にコルドバで一度だけ吸引経験アリ) びっくりドンキーから平塚宿までの3キロ半をスタコラと競歩をするかのように歩く。いつもこうだといいんだが・・・。
体力がまだもちそうなので次の小田原宿までは無理としても、東海道線の次の駅である「二宮」まで5キロメートルの道を歩くことにした。
★費用
交通費 2090円(目黒~戸塚、二宮~目黒)
飲食代 1425円(ビックリドンキー、鮭おにぎり、飲料4本)
小計 3515円
累計 6971円
★日本橋から二宮までの距離 70.4キロメートル(京都三条大橋までは492.1キロメートル)
★累計歩数 125782歩
★累計消費カロリー 3144Kcal(ご飯14杯分)
by fuanita-tekuteku
| 2006-06-23 12:28
| 東海道中膝砕毛